基本的なリスト操作を実装しましょう。
関数型言語では、lengthやmap、reduceのようなリスト操作がよく使われます。既存の関数を使わずに、一連の基本的なリスト操作を実装してみましょう。
実装する操作の正確な数や名前は、既存の名前との衝突を避けるため、トラックによって異なります。ただし、一般的には次のような操作を実装します。
append(2つのリストが与えられたとき、2つ目のリストのすべての要素を1つ目のリストの末尾に追加します)。concatenate(一連のリストが与えられたとき、すべてのリストの要素を1つの平坦なリストにまとめます)。filter(述語とリストが与えられたとき、predicate(item)がTrueになるすべての要素のリストを返します)。length(リストが与えられたとき、その中にある要素の総数を返します)。map(関数とリストが与えられたとき、すべての要素にfunction(item)を適用した結果のリストを返します)。foldl(関数・リスト・初期アキュムレーターが与えられたとき、各要素を左からアキュムレーターに畳み込みます(reduce))。foldr(関数・リスト・初期アキュムレーターが与えられたとき、各要素を右からアキュムレーターに畳み込みます(reduce))。reverse(リストが与えられたとき、元の要素をすべて逆順に並べたリストを返します)。なお、畳み込み関数(foldl、foldr)に引数を渡す順序は重要です。
GNU awkのいくつかのおもしろい言語機能を復習したいときは、matrix演習の説明を参照してください。
awkの関数はファーストクラスオブジェクトではありません。ほかの言語のように、関数そのものを渡し合うことはできません。
しかし、変数に関数の_名前_(文字列)を保持しておき、特別な@varname(args)記法を使ってその関数を呼び出すことはできます。
例を見てみましょう。
function greet(name) {
print "Hello, " name
}
BEGIN {
greet("John") # => "Hello, John"
f = "greet"
f("Bill") # => error
@f("Bill") # => "Hello, Bill"
}
これについては、Indirect Function Callsで説明されています。
これはgawkの拡張機能です。