前の概念では、randomモジュールを取り上げました。これは疑似乱数と、疑似ランダムな配列の並びを生成するモジュールです。
secretsモジュールは、その機能の一部でrandomと重なりますが、2つのモジュールはまったく異なる優先順位で設計されています。
randomは、モデリングやシミュレーションで高い性能を発揮するように最適化されており、疑似乱数の生成は「十分に良い」レベルです。secretsは、パスワードのハッシュ化、セキュリティトークンの生成、アカウントの認証といった用途に向けて、暗号学的に安全になるよう設計されています。secretsモジュールの追加が必要になった理由の詳細は、PEP 506に書かれています。
secretsモジュールは比較的小さく、わかりやすい作りで、ランダムな整数、ビット、バイト、トークン、あるいは与えられたシーケンスからランダムな要素を1つ取り出すメソッドを備えています。
secretsを使うには、まずimportする必要があります。
>>> import secrets
# Returns n, where 0 <= n < 1000.
>>> secrets.randbelow(1000)
577
# 32-bit integers.
>>> secrets.randbits(32)
3028709440
>>> bin(secrets.randbits(32))
'0b11111000101100101111110011110100'
# Pick at random from a sequence.
>>> secrets.choice(['my', 'secret', 'thing'])
'thing'
# Generate a token made up of random hexadecimal digits.
>>> secrets.token_hex()
'f683d093ea9aa1f2607497c837cf11d7afaefa903c5805f94b64f068e2b9e621'
# Generate a URL-safe token of random alphanumeric characters.
>>> secrets.token_urlsafe(16)
'gkSUKRdiPDHqmImPi2HMnw'
セキュリティに関わるアプリケーションを書いているなら、詳しいドキュメントをぜひ読んでみてください。さらなるアドバイスと例が載っています。